信念は自分を守るもの

信念、信じているもの、があなたの生きづらさの原因になっているかもしれないとお伝えしましたが、そう聞くとまるで信念が悪いもののように思えてしまうかもしれません。でも元々、信念はあなた自身を守るために、より行きやすくするために無意識が作り出したものなんです。とても恐ろしい体験をしたとき、もう二度とそのような体験をしないで済むようにあなたの無意識は信念を作り出します。たとえば、犬に噛まれて痛い思いをした、とても怖かった、という経験から、犬には近づかない方が安全だ、たとえどんなにしつけられた犬だとしても…。というような信念をもつようになりがちです。母親から「ダメな子だね」と言われ続けた人は、ダメと言われないように、褒められるように、たとえすごく頑張って成果を出した時でも油断しちゃダメだ、だって自分はダメな子なんだから。と信じて疑わないようになったります。逆に、とても嬉しいとか楽しい経験をした時は、とても気分が良くなるという経験が心の中に刻み込まれ、そういった出来事は自分に必要だし、それがなければ自分は気分が良くなれない、ぐらいに信じてしまうこともあります。いずれにせよ、このように信念は、あなたを守るために、気分を良くするために作り出されたもの。それがいつの間にか、あなたを生きづらくさせている原因になっているかもしれないとは、矛盾した感じもしますね。そのあたりの詳しい話はまたのちほど書きたいと思います。