人は生まれた瞬間はまっさらな状態ですが、生まれてすぐからさまざなま体験をしていくことになります。それがたとえまだ意識がほとんどない赤ん坊の時でも、体験したことは無意識の中に一つ一つ刻まれていきます。人がある信念をもつにいたる主な原因は大きく分けて2つだと言われています。一つは強い感情をともなった自分自身の体験から。もう一つは子どもの頃から繰り返し周りからかけられ続けた言葉や行動です。たとえば幼い頃に犬にかまれてとても怖い経験をした人は、大人になってからもずっと犬が苦手で怖い生き物だと感じます。子どもの頃から親に「本当にダメな子だね」と言われ続けて育った人は、大人になって特に失敗などしていなくても自分はダメな人間だと思っている人が多いのです。自分ではそう思いたくなくてもいつの間にか心に深く刻まれてしまっているので、自分ではどうしようもできずに苦しい。信じているとか信じていないとか、それすらも分からなくなるくらいにその人特有の信念をもっておられる方もいらっしゃいます。強すぎる信念が生きづらさの原因になっているケースも少なくないようです。あなたが当たり前だと思ってご自身でも見えなくなっている信念は何でしょう?ご一緒に考えてみませんか?
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