思考に偏りがちな時代

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ひと昔前は大人も子どもも今よりずっと身体をよく使う生活をしていました。でもコンピューターが登場してから世の中は大きく変わり、実際に身体を動かして作業しなくても、椅子に座ってコンピューター上で多くのことが済ませられるようになりました。ところがその代わりに身体にそなわっている五感を使う機会が大幅に減ってしまいました。五感というのは視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚のことです。それらは人の右脳と深いつながりがあるのですが、五感があまり刺激されなくなったために右脳を使うよりも、左脳を使って物事を考えることにかなり偏りがちになっています。左脳は言語や論理的思考をつかさどるところで、それも大切なはたらきをしていますが、感覚と思考の両方をバランスよく使うことができてこそ、本当の意味で相手を理解できたり、自分の気持ちを的確に相手に伝えたりすることができるようになります。親子のコミュニケーションや人との関係で行き詰まりを感じる時は、どちらかが頭で考えすぎていることがよくあります。相手は自分とはまったくちがった物の見方をしているのかもしれない、という視点をもつことが大切です。

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